iwantmovieの日記

元・映画業界志望だった胚培養士です。

総括:「学歴は関係無い?」映画業界就活 東宝・松竹・東映・WOWOW・(劇団四季、マスコミ)

2020年度の1就活生です。

この度は私が入りたくて入りたくて仕方なかった映画業界の就活記録を共有していきたいと思います。

少しでも今後の就活生の役に立てばなと思います。

(この業界の就活情報少ないですよね、、、)

 

 

選考結果

何はともあれ、まず最初に結果を記します。

正直、記せるほど大した結果ではないので恐縮ですが、選考内容など、参考にして頂ければ幸いです。

東宝

 ー 作文 → 書類 → 一次(集団)面接 → 筆記試験 → GD → 二次面接 → 最終面接

  松竹 

― 書類 → webテスト → GD → 一次(集団)面接 → 二次面接 → 最終面接 

 東映

 ー 書類・作文 → GD → 筆記試験 → 一次面接 → 二次面接 → 最終面接

 WOWOW

 ー 書類・作文 → webテスト → 一次(集団)面接 → 二次面接 → 最終面接

 

 劇団四季 ー ES → GD → 一次(集団)面接  → 二次面接 → 最終面接(辞退)

地方テレビ局(×2社) ― ES → 一次(集団)面接 → 作文・二次面接 → 最終面接

 

という感じでした。総じて、どの会社も専攻段階が多すぎる。。。そして各段階で1/3ずつに減らされていく印象でした。

 

 

 

筆者スペック

 

筆者は駅弁国立大学 保健学部卒の医学系大学院生です。

映画業界とは全く異なる専攻分野でした。

 

しかし、この大学生活で映画愛に目覚め、どうしても映画に携わりたい、映画の事だけを考えていられるなら!という思いで挑みました。

以下主なプロフィールを箇条書きします。

(今後、各記事で紹介する選考内容は以下の手持ちを元に戦いました。)

 

  • 地方国立大の保健学部卒業
  • 同大学大学院の医科学専攻現2年
  • 医療系国家資格有り
  • SNSでの映画アカウントを用いて映画広報(instaでフォロワー1000人程度)
  • 地元で映画イベント開催(20人程度の規模感)
  • サークル、部活は無所属
  • 映画館のアルバイト四年間
  • 夏季住み込み旅館バイト二年
  • 映画鑑賞は学生5年間毎年100本ずつ

 

 

この度はそんな自分の映画業界就活を通しての過程を記していきたいと思います。

そして来年度以降、この業界に挑む映画好き就活生の役に立てばと思います。

 

 

 

各社の総評

これから随時更新していく各社別選考内容の前に共通事項(配給大手三社、WOWOWは今後)を記したいと思います。

あくまで一就活生の見解ですが、、、

 

 学歴はほぼ不問

各社、各選考で同じになった就活生も踏まえて、総じて色々な背景の方がいました。地方駅弁大学の私が言えたことではありませんが、聞いたことの無い私大の方も。

少なくとも書類選考で大学名で切られる、ということはあまり無さそうです。

その反面、戦う敵は幅広くなります。

(しかし、専攻が進むにつれて相対的に良い学歴に収束していってた感覚があります。)

 

映画オタクである必要は全くなし

各社選考を通して映画・映画業界に関する深い知識は聞かれませんでした。

ただ、宣伝部門志望なら、印象に残っている過去の映画宣伝、自分の中のイデアは聞かれるので必ず用意してください。

後はその配給会社の最近の作品を観ておいて感想を言えるくらいにはしておいたほうがいいと思います。(面白かったなどの主観的な感想ではなく、産業的・商品的な感想の方がいいかも)

オタクの知識量よりも、想像力や作品を伝える話術の方が大きな戦力として見られます

 

映画業界の理想論語りは避けるべし

初めに邦画業界の現状を把握し、産業的な視点に立つことが重要です。

例えば、

①邦画をもっと海外にうけるように海外志向に変えていきたい

②映画を通して苦しんでいる方に元気を与えたい

 

等はNGだと考えています。

理由は

①そもそも対消費者のベクトルが海外に向く必要が(今のところ)あまりないからです(これに関しては後々記事にできたらなと考えています)。

そして、中途半端にそう意見して、具体的な案や海外志向の必要性を問われてもなかなか厳しい戦いになるからです。

②これは就活を通して色濃く感じたのですが、思っている以上に企業は映画をお金として考えているということです。

(松竹ではインターンに参加した際、10億円のヒットを期待できる企画を考えろというお題を与えられました。そこである女優さんを主人公に立てて企画したところ「彼女じゃ10億は取れないよ」と言われびっくりしました)

映画業界をこうしたい!こう変えたい!というより、極端な話「こうしたら利益になるのではないか」と意見したほうがいいです。

 

本当に入りたいなら少なくとも三社は受けるべし

各社の専攻が進むと、その各社において他の二社(松竹の面接なら東宝東映)の選考状況を教えてくださいと聞かれます。

映画業界に入りたいという意思表示をするためにもこの三社は絶対受けましょう。そして何としても書類は通しましょう!

ちなみに三社は結びつきが強いので嘘はバレます(笑)

入社最初の研修も一部、三社合同で行うらしいです。いいなぁぁ。。。

 

体育会系が有利!

これは想定と感触ですが、体育会系が好まれていそうな気がします。特に東映では「映画まじラブ」っていう人は少なく「ずっと部活、運動して成績残してきました」って方ばかりでした。(選考番号が前の人がかるたの二年連続クイーンだったりも)

とりあえず体力は必要です!

 

都会の方が有利

一概には言えませんが都会の方が様々な経験を得られるチャンスが多いからです。

映画業界のようなエンタメ業界は、「きちんと学業と部活をがんばりました」だけのエピソードでは勝ち進むのが難しい印象です。

人が多く様々なチャンス・経験が転がっている都会では地方に比べ選考のネタになることが多いのではないでしょうか。

 

まだまだ共有したい内容はありますが疲れたので以降の記事で!

以降の記事では各会社毎にESの中身から、専攻での質問事項、体感や感想まで、いろいろを綴っていこうと思います。

ぜひぜひ見てみてください!

 (質問があれば気軽に!)